こころとめまい・耳鳴りの関係

めまいや耳鳴りは、脳や内耳、循環器などの器質的疾患が原因の場合もありますが、現代社会ではストレスによる自律神経の乱れといった機能的要因による症例も増加しています。機能的要因によるめまいや耳鳴りは検査で異常が見られないことも多いですが、患者様が感じる不安や生活への影響は大きく、 QOL(生活の質)を著しく低下させる要因となります。
大船・横浜市栄区の小笹医院では、めまいや耳鳴りでお悩みの方に対して、こころとからだの両面からのアプローチを提供しています。まずは身体的な原因がないかを丁寧に検査し、同時に心理的要因も考慮した総合的な診療を行います。
長年にわたり症状が続いている方、他院で原因がわからないと言われた方も、お気軽に当院までご相談ください。
心療内科・精神科におけるめまい・耳鳴りの位置づけ
心療内科・精神科では、めまいや耳鳴りを心身の不調のサインとして捉えます。過度なストレスや不安を感じると自律神経のバランスが乱れてしまいます。これが内耳の血流に影響を与えたり、筋肉の緊張状態を引き起こしたりすることで、めまいや耳鳴りの原因となることがあります。
また、症状への不安が症状をさらに悪化させる悪循環に陥ることもあるため、早期かつ適切な治療が必要です。
心療内科・精神科では、身体的な検査で異常が見つからない場合でも、心身の関連性を考慮しながら、総合的に診断・治療を行います。
受診のタイミング
以下のような場合は、当院の心療内科・精神科へお早めにご相談ください。
- めまいや耳鳴りが頻繁に起こる、または強くなる
- 症状が長期間続く、または日常生活に支障を来している
- 他の診療科で異常がないと言われたが、症状が改善しない
- めまいや耳鳴りに対する強い不安や恐怖がある など
めまい・耳鳴りの主な原因
心理的要因の例
ストレスや不安による自律神経の乱れ
継続的なストレスにより交感神経が優位になり、内耳の血流低下が起こることでめまいや耳鳴りを引き起こします。
ストレス性めまい・耳鳴りの科学的治療法
当院では、ストレスがめまいや耳鳴りを発生させるメカニズムを科学的に解明しており、ストレスを効率的に処理できる方法を丁寧に指導いたします。従来のストレス管理法では得られない根本的な改善が期待できます。具体的な方法については診察時に詳しくお話しいたしますので、一度ご相談ください。
うつ状態、不安障害
不安や緊張から知覚過敏になり、通常は気にならない小さな体の揺れや音を強く感じるようになります。
過度の緊張や疲労
首や肩の筋肉の緊張が内耳への血流を悪化させて、めまいや耳鳴りの原因となることがあります。
睡眠不足・生活リズムの乱れ
自律神経のバランスが崩れて内耳の正常な機能に影響を与えて、めまいや耳鳴りを引き起こします。
身体的要因
良性発作性頭位めまい症
通常、内耳の中にある耳石が移動して三半規管に入ってしまう疾患です。耳石がリンパ液の流れを阻害するため、頭を動かした際にめまいが起こります。
メニエール病
内耳にリンパ液が溜まり、組織がむくむ疾患です。激しいめまいや耳鳴り、難聴などの症状が特徴です。
前庭神経炎
内耳と脳をつなぐ前庭神経に炎症が起こる疾患です。突然起こる激しいめまいが特徴で、吐き気を伴うこともありますが、耳鳴りを伴うことはほぼありません。
突発性難聴
原因不明の急激な聴力低下です。耳鳴りやめまいを伴うことがあります。
<頸性めまい/span>
首の骨(頚椎)や筋肉の異常によって起こるめまいです。頚椎付近の自律神経や血管が圧迫されることで起こります。
小笹医院でのアプローチ
根本原因を解明して治療
当院では、心理的な要素が原因で起こるめまい・耳鳴りに対して完治を目指すアプローチを行っています。院長が長年の臨床経験を通じて解明した精神医学の原理により、症状が起こる真の発生原因を特定し、その原因を根本から解消する指導を実施します。
ストレス発生を抑制して根本的に改善
めまい・耳鳴りの背景にあるストレス発生のメカニズムを院長は科学的に解明しています。ストレスがなぜ発生するのか、どのような原理で発散されるのかを理解することで、ストレス自体の発生を抑制し、症状の根本的な改善をはかります。
薬に頼らずに完治を目指す
院長が解明した精神医学に基づく原因の特定により、一般的な心療内科・精神科では困難な「薬に頼らない治療」が可能になりました。薬物療法はあくまでも補助的な使用に留め、最終的には薬なしでも安定した日常生活が送れる状態を目指します。
